2020年7月1日放送の「世界の何だコレ!?ミステリー」で東京の沖合の島(八丈小町および八丈島)で起きた「バク」と呼ばれる謎の病が取り上げられます。

「バク」とは一体どんな病気なのか、そして病気の原因や結末ネタバレについてご紹介させていただきます。

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東京の島の病気バクとは?世界の何だコレミステリー

バク

東京の沖合の島で島民を悩ませたバクと呼ばれる謎の病。

止まらない震えやかゆみ、高熱そして足がゾウのように腫れ上がる病気に怯えていました。

このバクと呼ばれる病気は、『八丈小島のマレー糸状虫症(しじょうちゅうしょう)』という病気です。

バクの原因は、フィラリアの一種であるマレー糸状虫 によるもので、犬の病気としても知られています。

当時、八丈島の漁師や海女は近くの海で漁を行なっていましたが、病気を恐れて島へ上陸することは無かったそうです。

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バクが流行した場所とは?

バクという謎の病が流行した東京の離島とは、東京都八丈町にある八丈小島という島です。

八丈小島は当時、電気や水道などのインフラは整備されておらず、商店も交番も無かったそうです。

医師がいない無医村でもあり、1969年(昭和44年)の集団離島により無人島となりました。

バクの症状と当時の様子

八丈小島の島民の多くは10代半ばまでに熱発作を出すといわれていました。

突然前ぶれもなく寒気と震えに襲われ、高熱を発症したそうです。

バクだけが直接の原因となって死に至ることはなかったものの、島民は様々な症状に苦しめられたそうです。

近代医学によって原因が解明される以前の八丈小島の人々は、病気の原因は島の水に毒があるからだと考えており、大昔から小島の人々はバクにかかってきたため、バクにかかるのは仕方のないことであり、治るはずがないと諦めていたそうです。

バクにかかる島民は、その多くが畑仕事をしているときに発症し、周囲の人々に「バクが来たぞ」と大声で知らせながら急いで家に戻り、布団に潜り込んで高熱と震えが治まるまで耐えたそうです。

熱は数日で自然に治まるため、その後、畑仕事に戻るそうですがまた激しい熱に襲われます。

このような症状を年単位で繰り返していると、やがて足のリンパ節が腫れ始め、腫れた部位はリンパ機能が低下することから傷が治りにくくなり、ほんのわずかのケガによる刺激で熱を何度も起こすそうです。

中には意識不明で昏睡状態に陥るケースもあったとか。

数年が経過してリンパ節の痛みや腫れが治まると、今度は足が徐々に太く腫れて皮が厚くなり患部に強い痒みが起き、、掻いた部位の皮膚がさらに肥大してしまい、また掻いては太くなるという悪循環に陥るっていました。

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八丈小島のマレー糸状虫症(バク)のその後

1948年(昭和23年)バクを調査・解明するために佐々学(さっさまなぶ)という人物が島に上陸しました。

そして、島民から出されたお茶の湯呑の中に煮えたボウフラが数匹入っていたことや島民の症状からバクの正体はフィラリアに間違いないと確信したそうです。

バクは、1977年(昭和52年)に沖縄県の宮古諸島および八重山諸島で治療が行われた患者を最後に、ヒトに感染するフィラリア症の日本国内での発生事例は確認されなくなりました。

また、11年後の1988年(昭和63年)の沖縄県宮古保健所における根絶宣言により、日本は世界で初めてフィラリア症を根絶した国となったそうです。