白い巨塔が5夜連続放送となり、財前五郎役は岡田准一さん里見脩二役は松山ケンイチさんというキャストでどんな展開になるのか大注目です。
財前は残念ながら癌で命を落としてしまうという結末ですが、最後の手紙には将来の癌治療に対する展望が記されていますよね。
その財前の意志は里見や柳原に受け継がれたのでしょうか。
2003年放送の白い巨塔では、その後のストーリーという位置付けで特別編が放送されました。
過去の放送を参考に2019年の白い巨塔の里見や柳原のその後について考察、調査しました。
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■白い巨塔財前の死因である病気は?最後の言葉(手紙)を調査!かわいそうとの声も
白い巨塔の本当の結末!財前五郎の最後の意志とは?
財前は遺書として最後の手紙を里見に宛てました。
その中には、
『癌の根治の第一選択はあくまで手術だが、今後の癌治療の飛躍は手術以外の治療法の発展にかかっている。
里見にその癌治療の発展に挑んでもらいたい。』
という内容が記されています。
【遺書の全文はこちら】
■白い巨塔財前の死因である病気は?最後の言葉(手紙)を調査!かわいそうとの声も
将来の癌治療への発展になすすべなく命を落とすことになった財前の無念さが伝わってきますね。
財前は最後まで癌の根治や癌がこの世からなくなることを切実に願っていました。
財前に代わり、癌の根治への発展を託された里見はその後どういう道に進んだのでしょう。
また、柳原は初めは財前を慕いオペ技術を崇拝、憧れとしていましたよね。
しかし裁判沙汰になった際、財前に言われるがまま不適切な処置を行い患者を死なせてしまうという罪の片棒を担いでしまい財前を憧れから憎しみの対象へと変わってしまいました。
財前の死後、柳原はどうなってしまったのでしょう。
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白い巨塔の本当の結末!財前死去後の里見脩二のその後とは?
結論から言うと、財前の死後、里見はどのような結末を迎えるのでしょうか。
過去に放送された白い巨塔の里見の結末とその後
財前は死ぬ間際にうわ言で里見に、ガンセンター内科部長の就任を希望していましたが実現されませんでした。
財前の理想の未来は描かれておらず、どこかもどかしく儚げな気持ちになってしまいますね。
里見のその後についてですが、
財前が医療ミスをおかし、命を落としてしまったガン患者(鈴木傭平)の遺族が起こした裁判の証言に立ち、左遷され病院勤務をしていました。
・1978年の田宮二郎版では・・・近畿ガンセンター第一診断部次長勤務 ・2003年の唐沢寿明版では・・・千歳病院内科医長勤務 |
その後も浪速病院が立ち上げたガンセンターへ柳原がオファーをします。
柳原が「ガンセンターに来てくれないか」と頭を下げるのですが、里見は断りました。
その理由は、
・浪速病院が助かる見込みが無い患者を専門医院へ転院させるシステムに納得がいかない ・最後までガン患者に寄り添いたい |
とし、ガンセンターへのオファーを断りました。
さらに里見は、
「専門機関と地域の医院が協力しあったほうがガン治療も発展するのでは」
と意見していました。
結論としては、里見は地位や名誉よりも最後まで患者に寄り添い続けるスタイルを崩しませんでした。
里見の患者に対する気持ちや医師としての自分なりの信念、そしてガン治療を発展させたいという意思はいつまでも変わらないのでしょう。
2019白い巨塔の里見の結末とその後
里見は裁判で財前や浪速大学の意と反する行動をとり、左遷されてしまいました。
そこまでは過去の放送と同じなのですが、左遷先が関西がんセンターでした。
がんセンターへ行き、さらにガンの研究に力を入れるようです。
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白い巨塔の本当の結末!財前死去後の柳原弘のその後とは?
白い巨塔の2003年までの柳原の名前は、
「柳原弘(やなぎはら ひろし)」
でしたが、2019年の放送では、
「柳原雅博(やなぎはら まさひろ)」
に変わっています。
名前が変わった理由について明らかにされていませんが、その理由についても考察して行きます。
過去に放送された白い強化の柳原の結末とその後
財前の死後、それまで財前派だった医師や医局員たちは地方に飛ばされるなどの冷遇を受けました。
浪速病院に残ったのは、柳原と金井のみだったようです。
しかし1978年版までは、裁判の証言のせいで大学を除籍処分になりアパートを引き払い無医村(定住して開業する医者がいない)の医師になります。
2003年版では浪速病院に残るのでアレンジされたようですね。
財前は、柳原の裁判での証言に憤慨し除籍しようとしましたが、
「除籍すると柳原の証言が本当で口封じのために除籍したと思われる」
と鵜飼教授に止められたようです。
もともと柳原は謝罪した上で大学を去ろうと考えていたようですが、大学を去る以上に大学に残ることが茨の道だと考え、彼なりの償いだったのでしょう。
財前の死後、外部から新教授が着任し財前派だった人たちは地方へ飛ばされますが、柳原は財前に逆らったことから反財前派として新教授に気に入られ医局に残り、割と良いポジションに着きました。
そのため、財前の義父からも疎まれる存在となったようです。
柳原は里見へガンセンターに来ないかとオファーしますが断られ、その後は浪速大学病院で日常通り勤務を全うしたようです。
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2019白い巨塔の柳原の結末やその後
裁判が終わったあと、柳原は浪速大学病院を辞め、無医村の医者になりました。
そこまでは原作と同じですが、今回違ったところは財前がお見合いさせた女性と一緒に旅立ったところです。
婚約破棄せずに、柳原に彼女がついてきたところは2019年版のオリジナル設定となっているようです。
このようにオリジナル設定を加えたところが、柳原の下の名前を変えた理由なのではないでしょうか。
過去とは少し違う白い巨塔を放送するために、キーとなるがそこまで中心ではない人物の名前を変えたのでしょう。
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まとめ
里見は、どこまでも患者ファーストな精神でした。
過去の放送では、里見は財前が希望していたガンセンターには勤務しませんでしたが、場所は違えどもガン治療の発展に従事したことには変わりないようです。
また、柳原は里見をガンセンターに来ないかと誘っていますが、このことから別のアプローチで財前の意思を継いでいることが伺えます。
そして、2019年の白い巨塔では、里見は関西がんセンターで勤務しがんの研究を続けているので財前のがん治療に対する希望は受け継がれたと思います。
また、柳原は原作同様に無医村の医師となりの患者ファーストの医師に生まれ変わったところが改心した財前の意志を場所は違えども受け継がれているようです。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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